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肺癌の新TNM分類(第7版)に基づく病期分類

2010.04.04 (Sun)
肺癌TNM分類 第7版」は、2009年に改訂された肺癌の新TNM分類である。それに伴い、病期分類も以下のように改訂されている。

病期分類

stageTNM
IA1a~1b00
IB2a00
IIA1a~1b10
2b00
IIB2b10
300
IIIA1a~320
310
40~10
IIIB420
1a~430
IV1~41~31a or 1b

病期分類の主な改正点

・T2aN1M0がIIBではなくIIAへ変更
・T2bN0M0がIBではなくIIAへ変更
・T3 (>7 cm)、N0M0がIBではなくIIBへ変更(7cm以上であれば問答無用でT3)
・T3 (>7 cm)、N1M0がIIBではなくIIIAへ変更(7cm以上であれば問答無用でT3)
・T3N0M0(同一肺葉内結節)がIIIBではなくIIBへ変更
・T3N1M0あるいはT3N2M0 (同一肺葉内結節)がIIIBではなくIIIAへ変更
・T4M0 (同側肺内結節)がIVではなく、IIIA (N0 or N1のとき) あるいはIIIB (N2 or N3のとき)に変更
・T4M0 (direct extension)がIIIBではなくIIIA (N0 or N1のとき)に変更
・悪性胸水(M1a)はIIIBではなくIVに変更

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肺癌の新TNM分類(第7版)

2010.04.04 (Sun)
「肺癌TNM分類 第7版」は、2009年に改訂された肺癌の新TNM分類である。

肺癌 新TNM分類概要


T因子(tumor:原発腫瘍の進展度)
T1:腫瘍径が3cm以下
  腫瘍は肺組織または臓側胸膜に囲まれているが、葉気管支より中枢に浸潤しない。
  T1a:腫瘍径が2cm以下
  T1b:腫瘍径が2cm~3cm
T2:腫瘍径が3cm~7cm、あるいは以下の特徴を有する
  主気管支に浸潤が及ぶが腫瘍中枢側が気管分岐部より2cm以上離れている。
  臓側胸膜浸潤がある。
  腫瘍によって肺門におよぶ無気肺あるいは閉塞性肺炎があるが、一側全体には及ばない。  
  T2a:腫瘍径が3cm~5cm
  T2b:腫瘍径が5cm~7cm
T3:腫瘍径が7cmをこえるもの、あるいは以下の特徴を有する  
 ・胸壁浸潤
 ・横隔膜浸潤
 ・横隔神経浸潤
 ・縦隔胸膜浸潤
 ・壁側胸膜浸潤
 ・腫瘍が気管分岐部から2cm未満におよぶが、気管分岐部に浸潤のないもの
 ・腫瘍による無気肺あるいは閉塞性肺炎が一側肺全体に及ぶもの
 ・同一肺葉内に存在する腫瘍結節
T4:腫瘍のサイズは問わず、以下に浸潤するもの
 ・縦隔浸潤
 ・心臓浸潤
 ・大血管浸潤
 ・気管浸潤
 ・反回神経浸潤
 ・食道浸潤
 ・椎体浸潤
 ・同側肺に存在する複数の腫瘍結節

N(lymph node:所属リンパ節転移の有無や範囲)
N0:所属リンパ節転移無し
N1:同側の気管支周囲リンパ節、肺内リンパ節、および/または、
  同側の肺門リンパ節への転移あるいは直接進展
N2:同側の縦隔、および/あるいは、鎖骨下リンパ節への進展
N3:対側縦隔、あるいは対側肺門リンパ節、あるいは同側・対側の斜角筋
  あるいは鎖骨下リンパ節への転移

M(metastasis:遠隔転移の有無)
M0:遠隔転移なし
M1:遠隔転移あり
M1a:対側肺葉内に存在する腫瘍結節、悪性胸水・悪性心嚢水
M1b:遠隔転移あり

肺癌 新TNM分類の主な改正点


新TNM分類の主な改正点は、次のようなものである。

T因子(tumor:原発腫瘍の進展度)
・T1病変は、T1a:腫瘍径が2 cm以下 T1b:腫瘍径が2 cm~3 cmに細分化
・T2病変は T2a:腫瘍径が3 cm~5 cm T2b:腫瘍径が5 cm~7 cm に細分化
・同一肺葉内結節は、旧分類ではT4だったが、T3に変更。
・同一肺の異なる肺葉の腫瘍結節は、M1だったものがT4に変更
・悪性胸水・悪性心嚢水はT4だったものがM 1aに変更となった。

N(lymph node:所属リンパ節転移の有無や範囲)
変更点なし

M(metastasis:遠隔転移の有無)
・M1a:対側肺葉内に存在する腫瘍結節、悪性胸水・悪性心嚢水
・M1b:遠隔転移あり
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