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狭心症の分類

2007.03.06 (Tue)


狭心症の分類



【概念】
一過性の心筋虚血により、主に、胸骨後方の狭心痛を引き起こす疾患であり、心筋梗塞の前駆病態である。

【分類】
A.発作発現様式から(発作の誘因)
1)労作性狭心症 effort angina
冠動脈の硬化のために心筋の酸素需要の増大に応じて冠血流量が増加できず、心筋虚血が生じる。特に酸素需要が増大する労作時に症状が出現する。

2)安静狭心症 rest angina
先行する酸素需要量の増加なしに二次的な冠血流量の減少により虚血が生じる。以下のように分類される。
・冠動脈の機能的攣縮(spasm)が関与し、ST上昇を伴う異型狭心症
・冠動脈の硬化が関与し、ST下降のみみられるタイプ

→異型狭心症,冠攣縮性狭心症 variant
冠状動脈の攣縮に起因するもので、心電図では発作時にST上昇を伴う。心筋梗塞になりやすい。

B.発生機序からの分類
1)器質性狭心症 organic angina
冠動脈に器質的狭窄が存在するために心筋の酸素需要が増加すると供給不足となって発作が起こる。

2)冠攣縮性狭心症 vasospastic angina
冠動脈の機能的攣縮(spasm)により、心筋血流が低下して起こるもの。

3)冠血栓性狭心症
一過性の冠動脈内血栓形成により起こるもの。

C.経過の観点から
1)安定狭心症
発作が軽快する傾向にあるもので、ほとんどが労作性狭心症である。

2)不安定狭心症
治療に抵抗し、急性心筋梗塞に移行しやすいもの。最近三週間以内に、新しく発症した狭心症ないし次第に発作の頻度・程度などが増悪してくる狭心症。また、以前より薬効が落ちたもの。

【今日の一問一答】○or×?
「不安定狭心症では心外膜炎を合併しやすい」
→答えはコチラ


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