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酸素解離曲線について

2007.05.16 (Wed)
【問題】誤りはどれか。
a)水素イオンの増加は、HbAの酸素解離曲線を右方移動させる。
b)2,3-DPGの増加は、HbAの酸素解離曲線を右方移動させる。
c)体温の上昇は、HbAの酸素解離曲線を右方移動させる。
d)HbAの酸素解離曲線の右方移動は、毛細血管におけるHbAの酸素放出率を上昇させる。
e)HbFの酸素解離曲線は、HbAよりも右方移動している。


【答え】e

【解説】
・酸素解離曲線を右方移動させるのは、
1)PaCO2↑(PaO2↓)
2)pHの低下…アシドーシスのため、酸素飽和度が低下
3)血液温度の上昇…代謝亢進し、O2が大量に必要になる。
4)2,3-DPG↑…嫌気性代謝により2,3-DPG↑するため

・右方移動によって、HbがO2を離しやすい状態になり、組織へのO2供給が容易になる。

・胎児ヘモグロビン(HbF)の酸素解離曲線は成人ヘモグロビンより左方移動しており、酸素親和性が高いため、母体からのO2運搬に都合がよい。成人ヘモグロビン(HbA)は胎生20週から産生されはじめ、出生時には全ヘモグロビンの20%,生後4カ月では90%を占める。

ゆえに、eが正解となる。


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