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脊椎の解剖と麻酔

2007.05.16 (Wed)
【問題】脊椎の解剖と麻酔に関して誤りはどれか。
a)痛覚の一次球心線維は有髄性Aδ線維である。
b)麻酔の範囲がTh4以上に及ぶ麻酔を高位脊椎麻酔という。
c)脊髄は側副血行路が豊富に発達しているので虚血による障害を受けにくい。
d)脊椎麻酔施行後は、連続的にバイタルサインおよび動脈血酸素飽和度の測定を行う。
e)脊髄腰膨大部に流入する前根動脈(Adamkiewicz動脈)は脊髄下部の1/3-1/2を栄養する。


【答え】c

【解説】
a)○皮膚感覚の神経線維であるAδ線維は、痛覚(一次疼痛:損傷時、最初に感じる鋭い痛み)、温覚、冷覚を伝導する。

b)○高位脊椎麻酔とは、麻酔高がTh4に達したものをいい、上腹部手術に使用される。呼吸筋麻痺による呼吸抑制や血圧低下などを来たすので注意。

c)×前脊髄動脈では、側副血行路が少ないため前脊髄動脈症候群が起こることが有名。

d)○麻酔中は、連続的にバイタルサイン(血圧,心拍数,呼吸数等)及び動脈血酸素飽和度 (パルスオキシメーター等)の測定を行うとともに、患者の全身状態の観察を十分に行い、さらに手術が終了しても麻酔が完全に消失するまでバイタルサイン及び患者の全身状態の観察を必要に応じて頻回に行う。

e)○大前根動脈(Adamkiewicz動脈)は脊髄のTh8以下の胸腰髄に血液を供給する重要な動脈で、結紮すると脊髄の下2/3部への血行が遮断され、脊髄麻痺を生じる。


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