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咳漱の鑑別について

2007.05.25 (Fri)
まずは、急性の咳か慢性の咳かで分類する。

●急性の咳の場合(2~3週間以内)
・呼吸器感染症(ウィルス、細菌):最多
・肺塞栓症
・肺水腫
・異物
鑑別のためには、発熱、咽頭痛、鼻汁、痰、喘鳴、突発する呼吸困難や胸痛の有無を確認する。

さらに、乾性咳漱か湿性咳漱かで分類する。
[乾性咳漱]
・異型性肺炎
・異物
・肺塞栓症
・胸膜炎
・自然気胸

[湿性咳漱]
・急性気管支炎
・急性肺炎
・肺膿瘍
・肺水腫

●慢性の咳の場合(2~3週間以上持続)
①呼吸器疾患の疑い
・腫瘍性疾患
・炎症性疾患(気道の慢性炎症、間質性肺疾患)
痰、息切れ、喘鳴、時間帯による症状の変化、喫煙歴、職業歴を確認する。腫瘍性疾患を疑う場合では、進行性の体重減少、悪性腫瘍の既往歴や家族歴を確認する。炎症性疾患の疑いでは、痰の有無と性状、耳鼻科疾患、結核患者との接触を確認する。

②呼吸器以外の疾患の疑い
・消化器疾患-胃食道逆流性疾患
・循環器疾患-心不全
・薬剤性(ACE阻害薬、β遮断薬など)
・心因性など

乾性咳漱か湿性咳漱かで分類すると以下のようになる。
[乾性咳漱]
・肺癌
・縦隔腫瘍
・肺結核
・気管支結核
・間質性肺炎
・過敏性肺炎
・咳喘息

呼吸器以外では、
・胃食道逆流性疾患
・後鼻漏
・薬剤性
・心因性

[湿性咳漱]
・肺癌
・気管支喘息
・慢性閉塞性肺疾患
・気管支拡張症
・びまん性汎細気管支炎
・肺結核


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