2007.06.03 (Sun)
悪性腫瘍の集学的放射線治療法
【集学療法の中での放射線療法の役割】
放射線治療で容易に制御できる腫瘍の細胞数は10^9(1〜2cm径)の大きさである。大きな腫瘍を放射線療法で制御するには、
・手術療法で腫瘍の減量を図る。
・放射線増感剤や温熱で放射線感受性を高める。
・放射線防護剤を用いて正常組織の防護をはかり、腫瘍に大線量を照射する。
・腫瘍のみに線量を集中させる。
・治療装置を駆使し至適な分割照射法を用いる。
【放射線治療の利点・欠点】
・利点
−機能、形態を残せる。
−高齢者、合併症のある患者にも対応できる。
−体のどの部位にでもねらい打ちできる。
・欠点
−放射線による副作用のリスク
−放射線治療が効きにくい癌がある。
【放射線と手術との併用の意味】
・術前照射
−手術できないものが放射線により縮小し、手術できるようになる。
−手術でとりきれない部位を放射線が担当する。
−放射線により縮小手術が可能になる。
−直腸癌の臨床試験では、術前化学放射線治療にて局所再発率の低下および肛門温存率の上昇がみられた。一方、術後の化学放射線治療では有害事象の上昇がみられた。術前照射の方が局所再発が少なく、有害事象も少ないと考えられる。
・術中照射
−手術不能なもの、切除してもとりきれないものを正常組織をよけて照射する。
−適応となる臓器癌としては、胃癌、膵癌、脳腫瘍(星細胞腫)、胆道癌、膀胱癌
−利点としては、
1)照射野の正確な照準
2)正常組織を照射野から外せることで、重篤な晩発性障害の回避
3)電子線の特徴を利用し、小さなビルドアップと深部線量の急激な減少がみられる。
4)1回大線量の高い生物学的効果
5)手術単独に匹敵する短い治療期間
−欠点としては、
1)分割照射の生物学的利点を利用できない。
2)反応を見ながら照射線量を決めることが出来ない。
3)照射野の選択に制約がある。
4)手術時間の延長
5)手術室から照射室の移動の可否
・術後照射
−手術で再発のリスクがある場合の予防照射
−手術でとりきれない部位の追加治療としての照射
【放射線と化学療法の併用】
・化学放射線治療の適応としては、直腸癌、頭頸部癌、肺癌、子宮頸癌などがあげられる。
・併用の意味としては、
−化学療法が放射線治療を増感する。
−化学療法は全身療法で転移を抑制する。

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お医者になるのは大変ですね
放射線治療で容易に制御できる腫瘍の細胞数は10^9(1〜2cm径)の大きさである。大きな腫瘍を放射線療法で制御するには、
・手術療法で腫瘍の減量を図る。
・放射線増感剤や温熱で放射線感受性を高める。
・放射線防護剤を用いて正常組織の防護をはかり、腫瘍に大線量を照射する。
・腫瘍のみに線量を集中させる。
・治療装置を駆使し至適な分割照射法を用いる。
【放射線治療の利点・欠点】
・利点
−機能、形態を残せる。
−高齢者、合併症のある患者にも対応できる。
−体のどの部位にでもねらい打ちできる。
・欠点
−放射線による副作用のリスク
−放射線治療が効きにくい癌がある。
【放射線と手術との併用の意味】
・術前照射
−手術できないものが放射線により縮小し、手術できるようになる。
−手術でとりきれない部位を放射線が担当する。
−放射線により縮小手術が可能になる。
−直腸癌の臨床試験では、術前化学放射線治療にて局所再発率の低下および肛門温存率の上昇がみられた。一方、術後の化学放射線治療では有害事象の上昇がみられた。術前照射の方が局所再発が少なく、有害事象も少ないと考えられる。
・術中照射
−手術不能なもの、切除してもとりきれないものを正常組織をよけて照射する。
−適応となる臓器癌としては、胃癌、膵癌、脳腫瘍(星細胞腫)、胆道癌、膀胱癌
−利点としては、
1)照射野の正確な照準
2)正常組織を照射野から外せることで、重篤な晩発性障害の回避
3)電子線の特徴を利用し、小さなビルドアップと深部線量の急激な減少がみられる。
4)1回大線量の高い生物学的効果
5)手術単独に匹敵する短い治療期間
−欠点としては、
1)分割照射の生物学的利点を利用できない。
2)反応を見ながら照射線量を決めることが出来ない。
3)照射野の選択に制約がある。
4)手術時間の延長
5)手術室から照射室の移動の可否
・術後照射
−手術で再発のリスクがある場合の予防照射
−手術でとりきれない部位の追加治療としての照射
【放射線と化学療法の併用】
・化学放射線治療の適応としては、直腸癌、頭頸部癌、肺癌、子宮頸癌などがあげられる。
・併用の意味としては、
−化学療法が放射線治療を増感する。
−化学療法は全身療法で転移を抑制する。
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