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神経系の放射線画像診断について

2007.06.09 (Sat)
・リング状に造影される腫瘍
1)脳膿瘍
2)転移性腫瘍
3)多形性神経膠芽腫

・椎体の骨破壊病変の鑑別
1)化膿性脊椎炎
椎間板を挟んで上下の椎体に炎症が波及
2)結核性脊椎炎
脊椎傍腫瘍形成。炎症所見が乏しいことがある(cold abscess)。
3)骨転移、多発性骨髄腫
椎間板は保たれる。

・副腎白質ジストロフィ
MRでは、後頭葉、脳梁膨大部など後方の深部白質から病変が見られる。

・Alexander病
MRI T2強調像では、前頭葉優位の大脳白質のU-fiber(皮質下白質)も含むびまん性高信号を認める。脳梁、内包、外包、基底核にも障害が認められる。
病変部は造影増強効果を示す。晩期には、白質にcystを形成する。periventricular rimはRosenthal fiber(腫瘍細胞間に出現する好酸性の棍棒状あるいはソーセージ状構造物。アレキサンダー病の2大病理所見としてRosenthal fiberと呼ばれるエオジン好性の凝集体とleukodystrophyがある)の上衣下への蓄積を反映する。病初期から認められ診断有用性が高い。

・異染性白質ジストロフィ
MRIT2強調像では、非特異的な白質の左右対称性びまん性の高信号を認める。早期はU-fiberは保たれる。perivasucular spaceは保たれるため、白質に線状構造が認められることがある。

・ピック病
前頭葉、側頭葉の萎縮が強く、脳回は薄菲化するためknife blade atrophyと呼ばれる。脳溝の拡大とともに側脳質前角や下角の拡大を示す。本症のSPECT脳血流所見の特徴として集積低下の左右差が指摘されている。

・多系統萎縮症
MSA-C型:小脳・橋底部・中小脳脚の萎縮と、橋横走繊線維の変性を早期より認められる。
MSA-P型:被殻の萎縮とT2強調像での被殻外背側の線状の高信号領域の存在がみられる。
進行すると両方の所見と大脳の変性所見も呈する。

・進行性核状性麻痺
RI正中矢状断像にて中脳被蓋の萎縮が強く、萎縮の少ない橋との対比が目立つ(ペンギンシルエットサイン)。横断像でも中脳被蓋萎縮を認める。

・ハンチントン病
画像では、尾状核、被殻の萎縮が著明である。このため両側脳質の特に前角が拡大し、成人例では前頭葉に顕著な大脳皮質の萎縮が加わる。特に線条体ではT2高信号を示すこともある。

・帯状異所性灰白質、二重皮質症候群
神経遊走障害の一つで、脳皮質が2重構造を示す。

・多小脳回症
MRでは辺縁が不整な、脳溝が浅い、異常な皮質を示す。


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