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言動がおかしいことで連れてこられた75歳男性

2007.06.12 (Tue)
今日の一問必修の基本的事項11「主要疾患・外傷・症候群」
 75歳の男性。最近,言動がおかしいことに気付いた家族に伴われて来院した。半年前から「気が滅入る」と言い,1日中臥床がちである。食欲低下,体重減少および興味・意欲の減退がある。「自分は癌でもうすぐ死ぬ」,「我が家は破産だ」とあり得ないことを言っている。毎晩酒を飲まないと眠れなくなった。身体的異常はない。
 最も考えられるのはどれか。
a うつ病
b 意識障害
c 認知症
d アルコール依存症
e 統合失調症



正解:a 正解率:77.1%

解説:
①「気が滅入る」と一日中臥床がち:抑うつ気分
②食欲低下、興味・意欲の減退
③「自分は癌でもう死ぬ」:心気妄想
④「我が家は破産だ」:貧困妄想
⑤毎晩飲酒しないと眠れない:入眠障害

上記より、うつ病と診断される。
○a 抑うつ気分、食欲低下、意欲減退、入眠困難、心気妄想、貧困妄想はうつ病に典型的である。
×b 意識は清明と思われる。
×c 記銘力障害、見当識障害などの痴呆症状の記載がない。
×d 「飲み出すと止まらない」といった飲酒の抑制が出来ない状態ではないので否定される。
×e 心気妄想、貧困妄想はうつ病によくみられる妄想である。


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