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肺肝境界の下降について

2007.07.02 (Mon)
今日の一問必修の基本的事項11「主要疾患・外傷・症候群」
胸部打診で肺肝境界の下降を認めるのはどれか。
a 腸閉塞
b 胸膜炎
c 肺梗塞
d 気道閉塞
e 緊張性気胸



正解:e 正解率:80.2%

解説:
「肺肝境界の下降」は、肺(胸腔)が拡張しているために、肝の位置が下がるために起こったり、肝の著明な萎縮があるために起こります。すなわち、気胸や肺気腫、肝萎縮などで「肺肝境界の下降」は認められる。逆に、「肺肝境界の上昇」は、胸水貯留時や肝腫大などで起こる。

×a 腸閉塞で認められる打診所見は、腹部鼓音である。これは、ガスの貯留によって起こる。

×b 胸膜炎では、打診による疼痛や胸膜肥厚による濁音が認められることがあるが、肺肝境界の下降は認めない。

×c 肺梗塞を肺の診察だけで診断することは難しい.

×d 気道閉塞では、むしろ無気肺による肺肝境界の上昇が認められる。

○e 緊張性気胸により胸腔が拡張し、肺肝境界の下降が認められる。

ゆえに、e 緊張性気胸が正解である。

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