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2007.07.19 (Thu)

統合失調症の定義

【定義】
統合失調症とは、思考や行動、感情を1つの目的に沿ってまとめていく能力、すなわち統合する能力が長期間にわたって低下し、その経過中にある種の幻覚、妄想、ひどくまとまりのない行動が見られる病態である。

Emil Kraepelinは1896年、それまで記載されてきた一連の精神病、すなわちK.L. Kahlbaumの緊張病catatonia、E. Heckerの破瓜病hebephreniaおよび妄想性痴呆dementia paranoidesを、進行性で特有の人格荒廃状態(痴成化)に至るという経過の共通性に基づいて一つの疾患単位であるとし、これに早発性痴呆dementia praecoxという名称を与えた。

その後1911年、Eugen Bleulerは早発性痴呆が必ずしも若年に発病するとは限らず、またすべてが痴成化するわけではないという点に注目して早発性痴呆という病名に異議をなげかけるとともに、横断的病像に注目して、それが思考,感情,意欲,および自己の人格に対する主観的感情の「分裂」にあると考えられること、および単一疾患とは考えられないという理由によって精神分裂病〔群〕と呼びかえた。

日本精神神経学会は2002年8月、1937年から使われてきた「精神分裂病」という病名を「統合失調症」に変更することに決めた。この呼称変更は、全国精神障害者家族連合会が日本精神神経学会にその変更を要望(「精神が分裂する病気」というのはあまりに人格否定的であって本人にも告げにくい、変えて欲しいという主旨である)したのが契機となった。



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