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発汗、不眠および動悸を主訴に来院した53歳女性

2007.08.30 (Thu)
今日の一問必修の基本的事項11「主要疾患・外傷・症候群」
 53歳の女性。発汗,不眠および動悸を主訴に来院した。
現病歴:1年前から時々顔面のほてりを覚え,運動もしていないのに突然汗が出るようになった。6か月前から,夜なかなか寝つけなくなり,動悸もするようになった。
既往歴:特記すべきことはない。閉経52歳。
現 症:意識は清明。身長157cm,体重62kg。体温36.4℃。脈拍76/分,整。血圧132/78mmHg。心雑音はない。腹部は平坦で,肝・脾を触知せず,圧痛と抵抗とを認めない。下肢の浮腫は認めない。
検査所見:尿所見:蛋白1+,糖(-)。血液所見:赤血球410万,Hb 12.4g/dl,Ht 36%,白血球5300,血小板37万。血清生化学所見:空腹時血糖96mg/dl,総蛋白6.2g/dl。クレアチニン0.8mg/dl。AST 28 IU/l,ALT 34 IU/l。
 この患者に合併しやすいのはどれか。
a 気管支喘息
b 十二指腸潰瘍
c 尿路結石
d 高脂血症
e 甲状腺機能低下症



問題:98F50

正解:d 正解率:68.8%

解説:
①53歳の女性(1年前から閉経している)
②1年前からの顔のほてりと発汗
③6カ月前からの不眠と動悸
上記の症状は、明らかに血中エストロゲン減少によるもので、1年前に閉経していることから、更年期障害と疑う。さらに、諸検査結果から明らかな異常は示していないことから本症は更年期障害と診断される。

×a,b,c,e これらは特に強い関連はないと考えられる。

○d 閉経後では、血中のエストロゲン減少に従い、血中総コレステロールは上昇、HDLコレステロールは低下する。


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