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胸部の診察所見について

2007.09.20 (Thu)
今日の一問必修の基本的事項11「主要疾患・外傷・症候群」
胸部の診察所見で誤っているのはどれか。
a 肺炎では吸気が延長する。
b 自然気胸では打診上鼓音を呈する。
c 胸膜炎では聴診上摩擦音が聴かれる。
d 大量の胸水貯留では呼吸音が減弱する。
e 気管支喘息では聴診上wheezes〈笛様音〉が聴かれる。



問題:97E23

正解:a 正解率:78.9%

解説:
×a 呼気延長は、気管支喘息などの下気道狭窄に特徴的である。細菌性肺炎では、しばしばcoarse crackleが聴取される。

○b 自然気胸では、胸腔内にガスが貯留するので、打診上、鼓音を呈する。また、聴診では、患側の呼吸音の減弱ないし消失が認められる。

○c 胸膜炎の治癒期に、胸膜摩擦音が聴かれる。fine crackleとの鑑別点としては、呼気時・吸気時ともに聴取されるということことが重要である(fine crackleは、吸気終末に下肺野、特に肺底区で多く聴取される)。

○d 大量の胸水貯留では、呼吸音は減弱ないし消失する。打診では、濁音を呈し、声音震盪の減弱ないし低下がみられる。

○e 気管支喘息では、聴診上wheezes〈笛様音〉が聴かれる。他にも、気管内異物や腫瘍などにより気管・気管支に局所的な狭窄があるときに聴取される。


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