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10年前から蛋白尿、3年前から腎機能低下を認める42歳男性

2007.10.12 (Fri)
今日の一問必修の基本的事項11「主要疾患・外傷・症候群」
 42歳の男性。10年前から蛋白尿を指摘されている。3年前から腎機能の低下が認められ,徐々に進行してきた。糖尿病はない。身体所見で高血圧,眼瞼結膜の貧血および下肢の浮腫を認める。血清生化学所見:総蛋白6.8g/dl,尿素窒素56mg/dl,クレアチニン4.5mg/dl,Na 138mEq/l,K 5.8mEq/l,Cl 104mEq/l,Ca 8.3mg/dl,P 5.8mg/dl。
 摂取制限の必要がないのはどれか。
a 総エネルギー
b 食塩
c 蛋白質
d カリウム
e 燐



問題:92D27

正解:a 正解率:77.0%

解説:
①42歳の男性
②10年前から蛋白尿を指摘
③身体所見で高血圧,眼瞼結膜の貧血および下肢の浮腫
④総蛋白6.8g/dl,尿素窒素56mg/dl(基準値 8~20mg/dl),クレアチニン4.5mg/dl
⑤K 5.8mEq/l Ca 8.3mg/dl P 5.8mg/dl

×a 体蛋白の異化を防止するため、総エネルギー摂取量は十分に摂る必要がある。

○b 高血圧、浮腫がみられるため、減塩食が必要となる。

○c 蛋白制限により、糸球体内圧を低下させ、糸球体機能の増悪が軽減される。

○d 腎不全では、Kの尿中排泄が阻害され、血清カリウム値は上昇する。本例でも血清K値5.8mEq/lと高値であるため、K制限が必要である。

○e 腎不全では低Ca血症、高P血症がみられやすい。従って、Pの制限が必要である。


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