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上腹部の鈍痛と軟便を主訴に来院した53歳男性

2007.11.26 (Mon)
今日の一問必修の基本的事項11「主要疾患・外傷・症候群」
 53歳の男性。3か月前からの上腹部の鈍痛と軟便とを訴えて来院した。25歳から1日平均約3合の日本酒を毎日飲酒している。身長162cm,体重52kg。血圧132/74mmHg。腹部は平坦で心窩部に圧痛がある。腹部CT で膵に石灰化像を認める。
 生活管理上最も重要なのはどれか。
a 水分制限
b 塩分制限
c 高エネルギー食摂取
d 禁酒
e 運動禁止



問題:95F17

正解:d 正解率:94.6%

解説:
①3か月前からの上腹部の鈍痛と軟便、心窩部に圧痛(慢性膵炎の疑い)
②1日平均約3合の日本酒を毎日飲酒(慢性膵炎のrisk factor)
③身長162cm、体重52kg、BMI=19.8(やせには至っていない)
④腹部CTで膵に石灰化(慢性膵炎と診断)

×a 全身に浮腫などは特にないので、水分制限は必要ない。アルコール、脂肪の制限が好ましい。

×b 血圧は正常であり、浮腫などは認めていないので、塩分制限は特に必要ではない。

×c 特別な高エネルギー食摂取は必要なく、低脂肪食(30g/day程度)を指導することが望ましい。

○d 慢性膵炎が代償性で症状が安定していれば、禁酒の指導が最も重要である。こうした禁酒の励行や低脂肪食などの食事療法が、慢性膵炎の予後改善にきわめて重要である。

×e 運動禁止は、特に必要ない。


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