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発熱と頭痛とを主訴に来院した12歳女児

2007.11.30 (Fri)
今日の一問必修の基本的事項11「主要疾患・外傷・症候群」
 12歳の女児。発熱と頭痛とを主訴に来院した。昨夜から発熱があり頭痛が出現し,市販の感冒薬を服用したが改善しなかった。身長152cm,体重44kg。体温39.5℃。脈拍96/分,整。血圧134/70mmHg。見当識障害と項部硬直とを認めるが,明らかな運動麻痺はない。白血球16000。脳脊髄液所見:初圧250mmH2O(基準70~170),細胞数2800/mm3(基準0~2)(多核球80%),蛋白90mg/dl(基準15~45),糖25mg/dl(基準50~75)。
 診断に最も有用なのはどれか。
a 脳生検
b 脳波検査
c 頭部CT
d 脳脊髄液細菌培養
e ウイルス抗体検査



問題:97F27

正解:d 正解率:90.7%

解説:
①12歳女児
②発熱(感染症?)
③項部硬直、見当識障害(髄膜刺激症状)
④白血球16,000(感染症)
⑤脳脊髄液所見:初圧250mmH20(基準70~170)、細胞数2,800/mm3(基準0~2)(多核球80%)、蛋白90mg/dl(基準15~45)、糖25mg/dl(基準50~75)
これらから、化膿性髄膜炎を考える。

×a 脳生検は、化膿性髄膜炎では行わない。

×b 脳波検査は必須の検査ではなく、診断にはあまり有用ではない。

×c 頭部CTは施行されるが、画像から診断することは不可能である。

○d 脳脊髄液細菌培養は、原因菌を確定することにより化膿性髄膜炎と診断できる。

×e ウイルス抗体検査は、無菌性髄膜炎で行う。


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