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発熱、咳嗽および喀痰を主訴として来院した80歳男性

2007.12.03 (Mon)
今日の一問必修の基本的事項11「主要疾患・外傷・症候群」
 80歳の男性。発熱,咳嗽および喀痰を主訴として来院した。2年前に脳梗塞で倒れてから右片麻痺があり,また,飲食の際にむせることが時々あった。3日前から39℃に達する弛張熱,咳嗽および膿性痰がみられるようになった。昨日から食欲低下が顕著で,飲水も不十分となった。本日は朝から尿が出ていない。
 この患者で存在する可能性が低い病態はどれか。
a 脱水
b 肺炎
c 高血圧症
d 過敏性腸症候群
e 腎不全



問題:95F7

正解:d 正解率:96.9%

解説:
①80歳男性(予備能の低下、誤嚥を起こしやすい)
②2年前に脳梗塞(誤嚥を起こしやすい)
③飲食の際にむせる(誤嚥)
④弛張熱、咳漱、膿性痰(肺炎による症状を疑わせる)
⑤食欲低下、飲水不十分(脱水)
⑥尿が出ない(腎不全による尿閉)
上記より誤嚥性肺炎、脱水、腎不全を疑う。また、2年前に脳梗塞で倒れたということから、動脈硬化性の疾患が合併している可能性がある。

○a 食欲低下、飲水不十分により脱水は十分に考えられる。

○b 発熱、咳漱、膿性痰より、肺炎の合併は十分に考えられる。

○c 2年前に脳梗塞で倒れたということから、動脈硬化の合併が考えられる。また、その危険因子として高血圧症が存在している可能性は十分に考えられる。

×d 過敏性腸症候群は、精神的ストレスより便秘、下痢を繰り返す症候群であるが、本例の場合は考えにくい。

○e 今日の朝から尿が出ていないことから、腎前性の腎不全が示唆される。

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