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高熱を主訴に来院した8歳女児

2007.12.04 (Tue)
今日の一問必修の基本的事項11「主要疾患・外傷・症候群」
 8歳の女児。高熱を主訴に来院した。数年前から年に数回の高熱を繰り返している。感冒様症状はなく,左腰部に自発痛と叩打痛とを認める。体温39.5℃。脈拍112/分,整。尿所見:蛋白1+,糖(-),沈渣に赤血球2~3/1視野,白血球30~50/1視野,細菌2+。腹部超音波検査で左腎に中等度の腎盂腎杯の拡張を認める。
 基礎疾患の確定に最も有用な検査はどれか。
a 尿培養
b 尿流測定
c 腹部単純CT
d 排尿時膀胱造影
e 腹部X線単純撮影



問題:99C19

正解:d 正解率:73.4%
誤答が多かったのは、a 18.9%であった。

解説:
①8歳の女児
②数年前から年に数回の高熱を繰り返す(反復する感染症)
③左腰部に自発痛と叩打痛(腎盂腎炎)
④腹部超音波検査で左腎に中等度の腎盂腎杯の拡張(左水腎症)
⑤尿検査:赤血球2~3/1視野、白血球30~50/1視野、細菌2+(尿路感染症)

上記より、腎盂腎炎と診断される。女児の腎盂腎炎をみたら、原因疾患としてまず膀胱尿管逆流(VUR)を考慮する。男児の場合は、それ以外に後部尿道弁を考える。

×a 尿培養は、原因菌を調べるためには必要であるが、確定診断にはならない。

×b 尿流測定は、排尿障害を調べる検査であり、逆流は確認できない。

×C 腹部単純CTは、必要ではあるが逆流は確認できない。

○d 排尿時膀胱造影では、逆流が確認できる。

×e 腹部エックス線単純撮影では、逆流は確認できない。


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