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突然の眼痛、頭痛、悪心を主訴に来院した67歳女性

2007.12.28 (Fri)
今日の一問必修の基本的事項11「主要疾患・外傷・症候群」
 67歳の女性。突然の眼痛,頭痛,悪心および嘔吐を訴えて来院した。結膜充血がみられ,角膜は浮腫状である。
 診断に最も有用な検査はどれか。
a 視力
b 視野
c 眼圧
d 眼底
e 脳波



問題:97F24

正解:c 正解率:87.4%

解説:
①67歳女性
②突然の眼痛(→急性)
③頭痛、悪心および嘔吐(→眼圧上昇を伴う症状)
④結膜充血(→中枢神経疾患に否定的な所見)
⑤角膜浮腫(→角膜自体の疾患か眼圧上昇の所見)
これらから、急性緑内障発作(原発性閉塞隅角緑内障の急性発作)が考えられる。

×a 角膜浮腫があるので恐らく視力は低下しているはずであるが、診断につながりにくい。

×b 視野検査にはある程度の時間と設備を要し、眼痛や頭痛、悪心などを訴える患者の緊急時の対応としては不適である。また、視野異常の有無では急性緑内障発作の診断にはつながりにくい。

○c 眼圧の異常高値は、それだけで急性緑内障発作の診断になる。診断後、すぐに眼圧の下降(高浸透圧薬の点滴静注、炭酸脱水素酵素阻害薬内服)、縮瞳薬を点眼、レーザー虹彩切開術、手術的虹彩切除術などを行う。

×d 角膜浮腫が起こっているため、眼底検査はしにくいと考えられる。

×e 中枢神経疾患ではないため、脳波測定は実施する意義は少ない。

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