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妊娠に合併し、緊急手術を要する疾患

2008.01.08 (Tue)
今日の一問必修の基本的事項11「主要疾患・外傷・症候群」
妊娠に合併する疾患で緊急手術を要するのはどれか。
a 急性胃炎
b 過敏性腸症候群
c 尿路結石
d 急性虫垂炎
e 急性膵炎



問題:96E20

正解:d 正解率:87.4%

解説:
妊娠中の虫垂炎は、妊娠時期に関係なく開腹手術を行う必要がある。その理由としては、以下のようなものがあるためである。

①妊娠中に使える抗生物質は限られる。
②妊娠に合併した虫垂炎は重症化しやすい。
③腹膜炎が子宮に及ぶと、流早産を惹起する。


×a 急性胃炎には、妊娠の有無にかかわらず、原則として手術適応はない。

×b 過敏性腸症候群には、手術適応はない。

×c 尿路結石では、通常、結石による疝痛発作の治療には、副交感神経遮断薬や消炎鎮痛薬の投与を、また自然排石が期待できるときには、結石排出促進役や水分利尿を行う。

○d 急性虫垂炎が妊娠中に合併したときには、原則として緊急手術の適応である。

×e 急性膵炎は妊娠の有無にかかわらず、通常は保存的治療が行われる。外科的治療による侵襲で、限局していた膵酵素を腹腔内に散布させ、病態を悪化させるため、外科的治療を行うのは感染を伴い回復ドレナージの必要が生じたときに限られる。

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