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小児の発疹性疾患

2008.01.13 (Sun)
・小児の発疹性疾患のポイントまとめ
  発熱と発疹 発疹の初発部位 性状 合併症
風疹 発熱と同時に発疹 顔面 淡紅色の丘疹
癒合(-)
血小板減少性紫斑病、関節炎
麻疹 二峰性発熱と発疹 頸部 鮮紅色の丘疹
癒合(+)
中耳炎、SSPE
水痘 発熱と同時に発疹 躯幹 紅斑→丘疹→水疱→膿疱→痂皮と進行  
突発性発疹 解熱後に発疹   鮮紅色の丘疹 熱性痙攣
伝染性紅斑 通常、発熱は伴わない 頬部 鮮紅色の丘疹
蝶形
溶血性貧血、aplastic crisis

【補足】出席停止期間の基準(第2種)
疾患 停止期間
インフルエンザ 解熱した後2日を経過するまで
百 日 咳 特有の咳が消失するまで
麻    疹 解熱した後3日を経過するまで
流行性耳下腺炎 耳下腺の腫脹が消失するまで
風    疹 発疹が消失するまで
水    痘 すべての発疹が痂皮化するまで
咽頭結膜炎 主要症状が消退した後二日を経過するまで
結    核 症状により学校医その他の医師において伝染のおそれがないと認めるまで


【補足】
Dr.Kのスーパーフレーズが臨床問題で役立つ。
・発熱と発疹が同時にくる疾患→「ドジ(同時)な水夫(水痘、風疹)」
・発熱の後に発疹が生じる疾患→「熱心(発熱→発疹)な川崎(川崎病)まよ(麻疹)が衝突(猩紅熱、突発性発疹)する」

【例題1】
6歳の女児。昨日から微熱、咳嗽および鼻汁がみられ、ほぼ同時に全身に発疹が出現したため来院した。体温37.8℃。脈拍84/分。結膜はやや充血し、咽頭は軽度発赤している。発疹は粟粒大点状丘疹で顔面、頸部および胸腹部にみられる。耳後部に圧痛のあるリンパ節腫脹を認める。
考えられるのはどれか。
a 麻疹
b 風疹
c 伝染性紅斑
d 水痘
e 突発性発疹

問題:100I37

答え:b 風疹 正答率:84%

解説:

①発熱と発疹が同時に現れている。
②発疹は粟粒大点状丘疹で顔面、頸部および胸腹部にみられる。
③咽頭は軽度発赤
④耳後部に圧痛のあるリンパ節腫脹

まず、①発熱と発疹が同時に現れており、風疹と水痘を想起する。

次に、②粟粒大点状丘疹が顔面や胸腹部に見られていることから、風疹であると考えられる。

また、③咽頭の軽度発赤や④リンパ節腫脹がみられるが、これは水痘では見られにくい。さらに、④耳後部に圧痛のあるリンパ節腫脹は、風疹で特徴的である。故に、c 風疹が答えとなる。

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