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縦隔に存在する器官・臓器と腫瘍

2008.01.19 (Sat)
  含まれる器官・臓器 縦隔腫瘍
上縦隔 胸腺、大動脈弓、腕頭静脈、上大静脈、横隔神経、反回神経 胸郭部甲状腺腫、副甲状腺腫、胸腺腫、胚細胞性腫瘍、悪性リンパ腫、Castlemanリンパ腫、神経原性腫瘍、気管支嚢腫
前縦隔 胸腺(成人ではその遺残) 胸腺腫、胚細胞性腫瘍、悪性リンパ腫、Castlemanリンパ腫
中縦隔 心臓、気管分岐部、奇静脈 悪性リンパ腫、Castlemanリンパ腫、心膜嚢腫、気管支嚢腫
後縦隔 食道、胸部大動脈、胸管 神経原性腫瘍、胃腸管嚢腫

【例題01】
74歳の男性。健康診査で胸部エックス線写真上の異常陰影を指摘された。呼吸数22/分。脈拍88/分、整。血圧136/88mmHg。顔面と頚部とに異常を認めない。胸部の打診と聴診とでは異常を認めない。胸部エックス線写真正面像と側面像にて、前縦隔下方に均一な濃度の陰影を認める。可能性が低いのはどれか。
a 奇形腫
b 胸腺腫
c 悪性リンパ腫
d 神経原性腫瘍
e 異所性甲状腺腫
問題:99G16

答え:d 神経原性腫瘍

解説:

①健康診査の胸部Ⅹp上で異常陰影を指摘
②呼吸数、脈拍、理学所見などに異常を認めない(→縦隔腫瘍はこのようなことが多い)

○a 奇形腫(胚細胞性腫瘍)は、上・前縦隔に好発する。

○b 胸腺腫は上・前縦隔に多く、頻度的にも最も多い。

○c 悪性リンパ腫は、中縦隔と前縦隔に好発する。

×d 神経原性腫瘍は、後縦隔に好発する。故に、不適である。

○e 異所性甲状腺腫は、上・前縦隔に存在することが多い。

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