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エコー検査における所見

2008.01.19 (Sat)
音響陰影(acoustic shadow)
超音波の大部分を反射してしまう胆石充実性臓器内の石灰化の背側に出現する帯状の無エコー域を指す(超音波をほとんど反射してしまうため、病変背側に超音波が届かない)。

アーチファクトはあるが、結石や石灰化の診断に有用である。

後方音響増強(posterior echo enhancement)
周囲に比べて多くの超音波が透過する嚢胞性腫瘤の背側などに出現する帯状の高エコー域を指す。音響増強はTGCにより深部からのエコーの信号増強の補正を行うことで、より強調される。

注))TGC:時間ゲイン補正(Time Gain Compensation)
→受信超音波の増幅度(gain)を、超音波の伝搬距離に相当する時間に対して感度を調節すること。超音波ビームは、進む距離が長いほど、超音波が減衰する量が多い。故に、深部では超音波の減衰する量が多いため、浅部に比べて反射波の強さが弱くなってしまう。これを補正するのがTGCである。STC(sensitivity time control)と同義。

コメット様エコー(comet-like echo)
胆嚢腺筋腫症にみられる。これは、胆嚢壁内のRAS(Rokitansky-Ashoff Sinus)にコレステリン結石が沈着したものを超音波で描出した像である。

・以下に、対応疾患との表を示す。
  疾患 補足
音響陰影 胆石、充実性臓器内の石灰化 内部に硬いものがあり、ビームが突き抜けない。故に、後ろが無エコーとなる。
後方音響増強 嚢胞性腫瘤 内部が柔らかいため、ビームが突き抜ける。
コメット様エコー 胆嚢腺筋腫症  
Bull's eye sign 転移性肝癌  

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