医学生/研修医向け 基礎医学 内科学 ゴロ合わせ 内科認定医試験
診療データ TNM分類一覧 病期(ステージ)一覧 抗菌薬 診断基準・ガイドライン一覧

当サイトのページランキング

大脳皮質障害と局所徴候

2008.01.22 (Tue)
局所徴候(巣症状)とは、神経系のある特定部位の障害により出現する徴候で、逆にその存在により神経学的局在診断を可能にすることができる徴候のことである。

具体的に言えば、片麻痺のみでは病変の局在性を確定できないが(考えられる部位が多い)、これに反対側の末梢性顔面神経麻痺が加わると、Millard-Gubler症候群として、顔面神経麻痺側の橋底部に病変局在を確定でき、局在徴候となる。

こういったことは脳梗塞でも同様に考えられ、局所徴候から障害された大脳皮質の部位が推察できる。
栄養動脈 障害部位 特徴
中大脳動脈 前大脳動脈 前頭葉 精神障害(認知症)
運動失語(Broca失語)
異常反射(把握反射、吸引反射)
錐体路症状
頭頂葉 皮質性感覚障害
失認
Gerstmann症候群
後大脳動脈領域 側頭葉 精神運動発作(側頭葉てんかん)
性格変化、異常行動
記憶障害
感覚性失語(Wernicke失語)
同名上1/4半盲
  後頭葉 対側の同名半盲(黄斑回避+)
視覚失認
Anton症状(両側障害:皮質盲)

【関連記事】
脳幹障害部位と症状の対応

解離性知覚障害をきたす疾患


トップページへ  |  この記事へのリンク  |  神経
Adminブログパーツ