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大動脈弁狭窄症の手術適応

2008.01.23 (Wed)
大動脈弁口面積は正常では2.6~3.6cm2(平均3cm2)であるが、種々の原因で弁尖に肥厚、融合、石灰化が起きると弁口面積の狭小化を生じ、大動脈弁狭窄をきたす。

弁狭窄は左室からの血液流出の抵抗となり、心拍出量を保つため、左室内圧は上昇し大動脈との間に圧較差を生じる。この圧較差は健常者ではほとんどないが(1~3mmHg)、弁口面積が1cm2以下になると出現し始める。

弁口面積が0.75cm2以下では50mmHg以上の圧較差を生じ、弁口面積が0.5cm2以下の重症大動脈弁狭窄では、圧較差が150mmHg以上に達することもある。

心不全、心機能低下をきたした場合、利尿薬投与や強心薬投与などの内科治療を行うこともあるが、効果は芳しくない。手術適応となるのは、以下のような場合である。

手術適応

①心不全に限らず、症状(失神、狭心痛)が認められた場合
②無症状の場合でも、ドプラ法を含めた心エコー図検査で、以下の3点と診断された場合
・左室-大動脈平均圧較差50mmHg以上
・大動脈弁口面積0.75cm2以下
・左室流出路最大流速4.5m/秒以上


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