新生児先天性心奇形と手術の対応
2008.01.24 (Thu)
疾患名 | 手術 |
総肺静脈還流異常症 | バルーン心房中隔裂開術(BAS) Blalock-Hanlon手術(姑息手術) |
肺動脈弁閉鎖症 | BrocK手術 Blalock-Taussig短絡手術 |
大血管転位症(TGA) | BAS Blalock-Hanlon手術(姑息手術) Jatene手術 |
大動脈縮窄症 | 縮窄部切除・端々吻合術 |
三尖弁閉鎖症 | Blalock-Taussig短絡手術 Fontan手術 |
左心低形成症候群 | Norwood手術 |
Blalock-Taussig短絡手術
Blalock-Taussig短絡手術とは、肺血流減少によるチアノーゼ性心疾患に対する体肺動脈短絡術で鎖骨下動脈と同側の肺動脈を端側吻合する姑息術のことである。適応となるのは、
・肺動脈弁閉鎖症
・三尖弁閉鎖症
・Fallot四徴症
などである。
Blalock-Hanlon手術
Blalock-Hanlon手術は、心房中隔欠損作成術と同義である。大血管転位症などの症例で、左房の酸素化された血液と右房の静脈血の混合を良好にするために行われる姑息手術である。適応となるのは、
・総肺静脈還流異常症
・大血管転位症(TGA)
などである。
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