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ヒト絨毛性ゴナドトロピン(hCG)と妊娠経過

2008.01.27 (Sun)
ヒト絨毛性ゴナドトロピン(hCG)は、絨毛組織で産生される糖蛋白であり、αとβの2つのサブユニットからなっている。

hCG高値は、妊娠か絨毛性腫瘍、または非絨毛性腫瘍(精巣腫瘍,卵巣癌,膵癌,胃癌,肝癌,肺癌など)による異所性HCG産生である。すなわち、hCGは妊娠の診断や経過観察、あるいは異常妊娠の診断や治療後の経過観察に用いられる。
経過日数 特徴
月経開始日から23~24日 hCGが母胎血中に検出され始める。
月経開始日から28日 尿中で50mIU/ml(IU/l)程度検出される→hCG検出キット、市販妊娠検査薬で陽性となる。
妊娠2~3ヶ月後 尿中で10万~30万mIU/mL、血中で10~30μg/mLの最高値となった後、やや低下し出産時まで比較的高値を維持する

絨毛性疾患において、その診断と続発変化である侵入奇胎、存続絨毛症、絨毛癌などの診断、経過観察、再発・再燃の早期診断、化学療法の効果判定、治療打ち切りの時期、寛解の判定など病状を把握する上で有用である。
尿中hCG 鑑別
1万~32万mIU/mL(高値) [高頻度]妊娠 [可能性]胞状奇胎,絨毛癌,異所性HCG産生腫瘍
32万~100万mIU/mL(著明高値) [高頻度]胞状奇胎 [可能性]絨毛癌,異所性HCG産生腫瘍
100万mIU/mL以上(異常高値) [高頻度]胞状奇胎 [可能性]絨毛癌

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