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小児における消化管疾患の画像所見

2008.01.31 (Thu)
  所見
食道閉鎖 X線単純写真:coil-up sign
肥厚性幽門狭窄症 消化管造影:string sign、shoulder sign、beak sign、double track sign、umbrella sign、mushroom sign
超音波:target sign
胃穿孔 X線単純写真:saddle bag sign、football sign
十二指腸狭窄、輪状膵、腸回転異常症 X線単純写真:double bubble sign
回腸閉鎖 注腸造影:microcolon、apple peel
Hirschsprung病 注腸造影:caliber change
腸重積症 超音波:target sign、pseudokidney sign
注腸造影:crab finger sign

coil-up sign:ネラトン・カテーテルを挿入し、盲端部でカテーテルが反転する所見

string sign:肥厚性幽門狭窄症のX線造影検査所見の1つであり、肥厚した幽門筋により圧迫された線状で細い幽門管を示している。

shoulder sign:肥厚性幽門狭窄症のX線造影検査所見の1つであり、肥厚した幽門筋により圧排された傘型の十二指腸球部を示している。

beak sign:腫瘤性病変が実質から発生したことを示す徴候で、腫瘤性病変(例えば腎嚢胞)の一部を実質(例えば腎実質)がくちばしのように覆うことを指す。

double track sign:幽門管がつぶれるため、断面が8の字となり、平行した二本のすじに見える所見。

target sign:超音波上ではring 状に観察される腸管壁の中に、またring状に描出される腸管が観察される。

saddle bag sign:横隔膜下の遊離ガス像と腹水の鏡面像で、腹腔内臓器が中央に寄せられた所見がみられる。

football sign:遊離ガス像の中央に鎌状靭帯が認められる所見。

double bubble sign:上腹部に拡張したガス像が2つ横に並ぶことをいう。胃胞と十二指腸球部のガス像であり、十二指腸下行脚以下での閉塞あるいは強い狭窄を示す所見。

microcolon:正常より径と長さが減じた大腸。構造上の異常ではなく、胎便性イレウス、消化管閉塞、腸管の回転異常など胎生期の口側腸管の閉塞により、腸内容が減少することから生ずる。

apple peel:小腸が動脈の周りにリンゴの皮のように巻き付いている所見。

caliber change:ヒルシュスプルング病の注腸造影において、腸管膨大部と狭小部(ナローセグメント)との移行部での腸管の口径差。

pseudokidney sign:消化管の異常な壁肥厚像を表す超音波検査所見。周辺がドーナツ状の低エコーに、中心が高エコーに描かれ、腎臓の断層面に類似することからこの名がある。

crab finger sign:腸重積において、造影剤先進部が回盲部にとどまり、蟹爪状の陰影欠損を生じる所見。

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