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精神運動制止や顔色不良を呈して来院した45歳男性

2008.02.06 (Wed)
今日の一問必修の基本的事項11「主要疾患・外傷・症候群」
 45歳の男性。家族との会話が少なく,顔色の悪いことに気付いた妻に伴われて来院した。仕事で重要プロジェクトに参加している。3か月前から食思不振と不眠とをきたすようになり,体重が3kg減少した。話し声は小さく,勤務中にぼんやりしていて,仕事に意欲がわかないと言っている。意識は清明。身長175cm,体重60kg。体温37.1℃。脈拍80/分,整。血圧126/70mmHg。
 最も考えられるのはどれか。
a うつ病
b 胃潰瘍
c 統合失調症
d 緊張性頭痛
e 鉄欠乏性貧血



問題:98F10

正解:a 正解率:97.9%

解説:

①45歳の男性(→うつ病の好発年齢)
②家族との会話が少ない(→精神運動制止)
③仕事で重要なプロジェクトに参加(→心理的負荷)
④食欲不振、不眠(→うつ病の好発症状)
⑤勤務中にぼんやり(→集中困難)
⑥仕事に意欲が湧かない(→意欲低下)
⑦意識は清明(→脳器質性痰患は否定的)


これより、うつ病であると診断できる。

○a 上記より、うつ病であると考えられる。

×b 合併症として考えられないことはないが、確定診断には胃内視鏡検査が必要である。

×c 明らかな幻覚、妄想はなく、社会適応の良さ、年齢からも否定的である。

×d 緊張性頭痛は両側性の締めつけられるような感じの非拍動性の頭痛で、頭重感、肩こりを伴うことが多い。合併症として考えられなくはないが、最も考えられる疾患ではない。

×e 体重減少があることから合併症として考えられないことはないが、確定診断には血液検査が必要である.。

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