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静脈血採血について

2008.06.28 (Sat)
・静脈血採血とは
採血とは、検査や輸血用の血液を得る目的のために血液を採取することである。通常,静脈血が使われ、一般に早朝・空腹時に行う。

成人では上腕を駆血帯で縛り、肘正中静脈より注射器または真空採血器で採取する。乳幼児で血管が細い場合には外頸静脈や耳朶、指頭を穿刺し少量の血液を採取する。

・部位
橈・尺側皮静脈、肘正中皮静脈などが最も多く使用される。その他、大伏在静脈、上腕静脈、大腿静脈、外頸静脈、乳幼児では浅側頭静脈なども使用される。

・方法
a.肘正中皮静脈
1)肘正中皮静脈の場合は、上腕に駆血帯を縛り(あまり強くしないで、うっ血する程度に縛る)、静脈を怒張させる。静脈が怒張しない場合には上肢を下方に下げたり、患者に握りこぶしを作らせたり、採血部を熱いタオルで温めたりする方法がある。

2)採血部をアルコール綿で十分に消毒し、左手第1指で血管を固定し軽く牽引する。右手に持った注射筒で針を刺入、血管を突き破る抵抗が取れて数mm刺入後、注射筒に陰圧をかけて採血する。

3)採血が終了し針を抜去する前に駆血帯を外し、刺入部をアルコール綿で押えて針を抜去する。採血部を圧迫し、バンドエイドもしくはカットバンなどを貼っておく。

b.大腿静脈
1)患者を仰臥位にし、下肢をやや外転外旋位とする。

2)鼠径靱帯の下2~3cmのところで中央部よりやや内側に大腿動脈の拍動を触れる。大腿静脈は大腿動脈の内側約1cmのところにある。この部位をアルコール綿で消毒し、約45度の角度で刺入する。

3)大腿静脈を穿刺すると抵抗が軽く抜けるので、注射筒に陰圧をかけ採血する。

c,外頸静脈
1)患者を仰臥位にし、やや頭を低くする。頭部を採血部位と反対側に向け、外頸静脈の中枢側を助手に指で軽く圧迫してもらうことで、外頸静脈の怒張が大きくなる。

2)アルコール綿で刺入部位を十分消毒の後、術者は頭側から右手で外頸静脈末梢側を軽く押え固定し、針を外頸静脈の走行に沿って刺入、採血する。

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