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2008.06.29 (Sun)

塩基過剰(base excess)とは

・概念
塩基過剰(base excess;BE)とは、酸塩基平衡のうちで、代謝性(非呼吸性)の因子の状態を表す指標の1つである。血液ガス分析で得られた体のpHやP aCO2,HCO3−などの値から算出されるものである。血液を37℃、PaCO240Torrに平衡させた状態でpHを7.40に滴定するのに必要とされる、酸またはアルカリの量を指す。

滴定に酸が必要な場合、血液には塩基が過剰に存在することになるから「過剰塩基」の状態である。pHを7.40に戻す滴定に塩基が必要なら、「負の過剰塩基」または「不足塩基(base deficit)」とも表現する。

すなわち、塩基が過剰であり滴定に酸が必要な代謝性アルカローシスがみられる状態であれば、過剰塩基は高値となる。一方、塩基が不足しており滴定に塩基が必要になる代謝性アルカローシスでは低値となる。

・検査データ
基準値は、0±2mEq/Lである。測定法としては、血液ガス分析から計算する。検体量は、動脈血で1mLである。

・臨床的意義
上記から分かるとおり、base excessはその時点での体内のアルカリの増減が分かる(逆に言えば、アルカリの動きだけを表す指標ともいえる)。ただ、生体にとってその数値が、生理的に適切な量なのかどうかはわからない。

たとえば、一次性にアルカリが増えた状態(病的反応としてのアルカローシス)なのか、呼吸性アシドーシスでPaCO2が上昇したことに反応して、アルカリが増えた状態(生理的な反応としての呼吸性代償)なのかは判断できない。

そのため、体内のアルカリや酸の量が適切であるかどうかは体全体の酸塩基平衡緩衝系の動きと併せて考える必要がある。そのため、base excessのみを取り上げて評価するのは適切でなく、臨床的に判断を誤らせる可能性もある。

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 |  2008.07.10(木) 18:13 |   |  【コメント編集】

ご指摘ありがとうございます。
遅ればせながら、訂正させていただきました。
管理人 |  2008.08.02(土) 16:13 |  URL |  【コメント編集】

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 |  2008.08.04(月) 12:24 |   |  【コメント編集】

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