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主な輸液製剤の種類と使用目的

2009.01.12 (Mon)
以下の表のように、輸液製剤の種類と主な使用目的をまとめた。それぞれの病態を考慮し、輸液製剤の特徴を鑑みて使用を行う。
    商品名 Na K Ca Cl P 乳酸 糖質
(W/V%)
特徴
等張液 5%糖液               5 ・自由水の補充
主な使用目的:高張性脱水の補正
・注意点:単独では希釈性アシドーシスを生じたり、体液が希釈しすぎる。
生理食塩水   154     154       細胞外液の補充
・主な使用目的:hypovolemic shock、低張性脱水の補正、
・注意点:水中毒 大量急速投与はアシドーシスを招く
乳酸リンゲル液 ラクテック(R),ハルトマン(R),ソルラクト(R) 130 4 3 109   28   ・細胞外液の補充
・主な使用目的:広範な熱傷、手術時、大量嘔吐、大量下痢、
・注意点:重症肝不全、ショック状態では乳酸アシドーシスをきたす
ブドウ糖加乳酸リンゲル液 ラクテックD(R),ハルトマンD(R),ソルラクトD(R) 130 4 3 109   28 5 細胞外液の補充
低張液 点滴開始液(1号液) ソリタT1(R),ソルデム1(R) 90     70   20 2.6 低張性脱水、高張性脱水および混合性脱水の補正
KN補液1A,デノサリン1 77     77     2.5
脱水補給液(2号液) ソリタT2(R) 84 20   66 18 20 3 ソリタT2は、細胞内電解質であるK、HPO4を含む。
・主な使用目的:高張性および混合性脱水の際の細胞内液と外液の補充、
・注意点:高カリウム血症に注意が必要
KN補液2B,ソルデム2 77.5 30   59   48.5 1.45
維持液(3号液) ソリタT3(R),ソルデム3A 35 20   35   20 4.3 正常人の水分、電解質の平均必要量
・主な使用目的:体液のバランスが乱れておらず、異常喪失のないときに用いる
フィジオゾール3 35 20   38   20 10
術後回復液(4号液) ソリタT4(R)号 30     20   10 4.3 自由水が多く、カリウムを含まない

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