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細菌性肺炎と非定型肺炎の鑑別

2009.11.01 (Sun)
日本呼吸器学会「呼吸器感染症に関するガイドライン」の 8. 細菌性肺炎と非定型肺炎の鑑別によれば、その鑑別法としては、以下のような項目を鑑みる。

1.年齢60歳未満
2.基礎疾患がない、あるいは、軽微
3.頑固な咳がある
4.胸部聴診上所見が乏しい
5.痰がない、あるいは、迅速診断法で原因菌が証明されない
6.末梢血白血球数が10,000/μL未満である


これらの項目による鑑別基準としては、

6項目中4項目以上合致した場合   非定型肺炎疑い
6項目中3項目以下の合致   細菌性肺炎疑い
この場合の非定型肺炎の感度は77.9%、特異度は93.0%

とされている。さらに、

5項目中3項目以上合致した場合   非定型肺炎疑い
5項目中2項目以下の合致   細菌性肺炎疑い
この場合の非定型肺炎の感度は83.9%、特異度は87.0%


このような鑑別法がある。

この鑑別法における特徴としては、

・症状、所見5項目、検査所見1 項目を用いる。
・レジオネラ肺炎は通常非定型肺炎に含まれるが、この鑑別法ではレジオネラ肺炎を含んでいない。
・この鑑別法は、典型的な非定型肺炎を拾い上げ、マクロライドあるいはテトラサイクリン系抗菌薬で治療するのが狙いである。


このようなものがある。

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