抗菌薬-総論
2009.12.02 (Wed)
抗菌薬とは、微生物を死滅させ、発育を阻止し、病原性を除く作用を有する物質を指す。このうち微生物によって作られ、他の微生物の発育を阻止するものを抗生物質と定義している(この概念は、1942年にWaksmanが提唱した。しかし高等植物のつくる抗菌作用antibiotic actionを示す物質も抗生物質の中に含まれることがある)。
作用機序によって、以下のように大別される。
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作用機序によって、以下のように大別される。
作用機序 | 構造 | |
細胞壁合成阻害 | βラクタム系 | ペニシリン系 (PCs) 、セフェム系 (Ceph) 、カルバペネム系 、モノバクタム系、オキサセフェム系 |
グリコペプチド系 | バンコマイシン、タゴシッド | |
核酸合成阻害 | マクロライド系 | 14員環マクロライド、含窒素15員環マクロライド 、16員環マクロライド |
アミノ酸配糖体系 | ||
テトラサイクリン系 | ||
ケトライド系 | ||
リンコマイシン系 | ||
リネゾリド | ||
DNA合成阻害 | キノロン系 | |
RNA合成阻害 | リファンピシン | |
葉酸合成阻害 | ST合剤 | |
細胞壁障害 | ポリミキシンB |
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