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小腸癌のAJCC分類

2010.02.11 (Thu)

小腸癌の概念


小腸癌とは、小腸に発生する悪性腫瘍の総称である。腺癌と肉腫があるが、他の臓器の悪性腫瘍に比べて頻度は低い。腺癌は狭窄症状が、肉腫は下血および出血による貧血が主な症状となる。空腸よりは回腸の方が発生頻度が高い。

良性腫瘍は、十二指腸>空腸>回腸の順に発生頻度が高い。悪性腫瘍のうち癌は、十二指腸>>以下空腸>回腸と肛門側に向かうほど頻度が少なくなっている。

また十二指腸癌の発生部位は第2部が最も多いが、乳頭を中心に、乳頭上部、乳頭部、乳頭下部に分類され、乳頭部癌は臨床症状が異なるので、十二指腸癌とは別に分類される。空腸ではTreitz(トライツ)曲より60cm以内に多くが発生しており、回腸ではBauhin(バウヒン)弁より40cm以内に多く発生している。

小腸癌のうち十二指腸に発見されるものでは、早期癌もあるが、空腸、回腸癌は進行癌が圧倒的に多く、転移を伴って発見されるものが多い。組織学的には高分化型癌が多く、中分化、低分化型癌は少ない。
 
悪性リンパ腫は、リンパ細網細胞由来で、その多くはBリンパ球性である。消化管の悪性リンパ腫はまれな腫瘍であるが、発生部位別頻度は癌とは逆で口側ほど少なく、終末回腸が好発部位である。肉眼形態は、

1)動脈瘤型
2)狭窄型
3)ポリープ型
4)潰瘍型


などに分類される。組織学的にはHodgkin(ホジキン)病と非Hodgkinリンパ腫に分類されるが、消化管の悪性リンパ腫では、Hodgkin病はきわめてまれである。

小腸癌のTNM分類


TNM分類は、小腸癌のTNM分類を参考のこと。

小腸癌のAJCC分類


0期
Tis、N0、M0

I期
T1、N0、M0

T2、N0、M0

II期
T3、N0、M0

T4、N0、M0

III期
すべての T、N1、M0

IV期
すべてのT、すべてのN、M1

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