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ノイラミニダーゼ阻害薬の相違点

2013.02.23 (Sat)
インフルエンザウイルスは、核蛋白、膜蛋白の抗原性の違いから、A型、B型、C型に区別される。A型およびB型インフルエンザウイルスには表面膜上の糖蛋白質の1つであるノイラミニダーゼがあり、ウイルスの侵入により気道粘膜上皮細胞に発現したシアル酸とヘマグルチニンの結合を阻止する酵素として働いている。

このノイラミニダーゼの活性を利用して、A型、B型インフルエンザウイルスのノイラミニダーゼに特異的なノイラミン酸誘導体を基質とした酵素反応により、A型、B型インフルエンザウイルスの迅速検出が可能となった。

ノイラミニダーゼ阻害薬は、インフルエンザA型・B型ともに有効で罹病期間を短縮できるとされる。そのノイラミニダーゼ阻害薬のそれぞれの違いについて、以下に記す。

ノイラミニダーゼ阻害薬

一般名オセルタミビルザナミビルペラミビルラニナミビル
商品名タミフル (プロドラッグ)リレンザ (活性体)ラピアクタ (活性体)イナビル (プロドラッグ)
投与経路経口吸入点滴静注吸入
投与回数1日2回5日間1日2回5日間1回1回
予防適用(自費診療)(+)(+)(-)(-)
予防投与方法1回75mg 1日1回、7~10日間1回10 mg 1日1回、10日間まで
H275Y変異の影響(+)(-)(±)(-)
留意事項10代では原則使用不可(ハイリスク者では可)4歳以下の幼児等の使用経験は少ない腎機能障害者では容量調節を要す幼小児では吸入指導を特に念入りに


培養で確定したAH3N2およびB型における各NAI投与開始後の解熱時間

一般名オセルタミビルザナミビルラニナミビルペラミビル
商品名タミフル (プロドラッグ)リレンザ (活性体)イナビル (プロドラッグ)ラピアクタ (活性体)
AH3N227.7±14.3 (n=80)27.5±18.8(n=71)28.1±16.0(n=101)27.7±30.1(n=9)
B37.8±27.5(n=25)31.6±17.9(n=28)38.5±23.7(n=24)-



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