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乾燥する冬に-保湿剤の適切な選び方

2013.12.26 (Thu)
冬場では、「乾燥してしまって、かゆい」という患者さんが多く、皮膚科医ではなくても保湿剤の処方を依頼されることがあります。その際に、どのような基準で保湿剤を選んだらいいのか、という記事「不思議な不思議な保湿剤の世界」が掲載されていたので、ご参考までにお知らせします。

保湿剤の種類


含有されている薬剤や、軟膏・クリーム、ローション…といった違いもあります。それぞれの特性などをしっかりと把握する必要があります。
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参照:不思議な不思議な保湿剤の世界より。

ちなみに、「W/Oクリーム」とは、water in oil type、つまりは「油中水型」であり、「軟膏に近いクリーム」で、ちょっとべたつくが使用範囲が広い。 「O/Wクリーム」とは、oil in water type、つまりは「水中油型」であり、「クリームそのもの」で、塗り心地は良いものの、刺激感が軽度ある…というものだそうです。

保湿剤の選び方


さて、保湿剤はどのように選ぶかというと、当然のことながら皮膚の性状を踏まえて処方します。

手湿疹で亀裂ができやすい:パスタロンソフト軟膏がおすすめ。
亀裂はないが乾燥が激しく、日常作業で使用できるべたつき感がないものを希望する患者:スタロンクリーム
といった具合に。

また、
びらん、亀裂がある個所:刺激感の少ない軟膏、あるいは軟膏に近いクリームが良い。ヒルドイドと名のつく外用薬はヘパリン含有なので、出血部位には使用を控えることが望ましい。さらに、このような部位に液体状のものを使用すると痛くて苦痛。

長期間外用:安価な白色ワセリンやプロペト。また、後発品も選択肢になる。

毛髪のある頭部:ローション・液状タイプが好まれる。
掌蹠:軟膏類はベタベタして嫌われるのでクリームが最適。
高齢者の場合:「背中などは手が届かない」との訴えがある。そんな時はスプレータイプのものが便利。

といった、個々に合わせた処方ができると、患者さんは喜ぶかもしれませんね。


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