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成人の風疹は「後頸部のリンパ節腫脹」が手がかりに

2013.12.31 (Tue)
日経メディカルオンラインにて、「成人風疹は「後頸部のリンパ節腫脹」で見分ける」が掲載されていました。

本年は風疹の流行が問題となりました。特に、先天性風疹症候群のこともあり、妊婦への影響が懸念される、と大々的に報じられていました。そんな中で、特に問題となったのが「成人の風疹」です。一般内科医ですと、なかなか診ることがないだけに、見逃されるケースもあるわけです。

風疹患者には、どのようなサインがあるのか…といいますと、その特徴としては「後頸部リンパ節腫脹」が挙げられるそうです。成人風疹患者の場合、「蕁麻疹ができたんですけど」「熱があって体がだるいんです」「風邪を引いて薬を飲んだらアレルギーが出ました」「耳の辺りが痛いです」といった主訴があるそうです。

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成人風疹は「後頸部のリンパ節腫脹」で見分ける


その中で、国立国際医療研究センター病院の國松淳和氏は、「強力な手がかりとなるのがリンパ節腫脹の部位。30人ほどの風疹例を診察した経験から、前頸部のリンパ節が腫れる一般の風邪などとは違い、後頚部、耳介の後ろや後頭部のリンパ節が腫れてくるのが、風疹の特徴だ」とのことです。

風疹による皮疹は、顔から始まって首、体幹部、四肢遠位へと1~2日かけて広がっていきます。患者によっては皮疹が強い発赤を示すので、麻疹による皮疹の性状とよく似ているそうです。

ただ、國松氏は、「『麻疹は紅斑が癒合するが、風疹は癒合しない』と覚えている医師が多いが、成人の風疹患者は症状が重く、紅斑が癒合しているように見えるケースがある」といった注意点も挙げておられます。

最終的には、風疹のIgG抗体やIgM抗体を調べ、診断することになります。ただ、それを調べる上で、症状をしっかりと把握し、疑うことが重要となりそうです。


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